ゴールデンカムイ PG-12
『ゴールデンカムイ』を観てきました。
家族でみたい!と思いますが、子供に配慮するシーンがないか、気になりますよね??
なので、まずは一人で偵察に行ってきました。
冒頭、日露戦争の銃撃戦から始まります。銃弾、砲撃、血しぶきの中、杉元が駆け回り、戦うシーンが生々しく描かれます。あと、圧倒的なクマの強さに対する、人間の非力さが描かれます。ちょっと、えぐいかな、と思うのはこれらのシーンですが、正直、アニメの鬼滅の刃に比べたら、全然ましなのではないかしら・・・と私は思いました。
遊女と遊ぶシーンもふんわりとした描写ですし、囚人から皮をはぐシーンはリアルな描写はされていません。
PG12作品とのことで、12歳未満の子は、保護者の助言・指導が必要。内容的にも娘(中3)に見せても、大丈夫、勉強になる、とふんで、家族でおかわりゴールデンカムイへ。
実写化には恐怖しかなかった、原作ファンですが、キャラビジュが公開されるにつれて、高まる期待。
結果、すばらしい完成度の高い映画でした。(誰目線??)
作品の解説はネタバレにもなってしまうので、やめますが・・
山崎賢人(サキは立つサキ、以下略)さんの演じる杉元!漫画原作の暴れる主人公には、金輪際彼しか当てられないのではないか、と映画の未来を心配してしまうほどの理解の深さ、再現度の高さ。
またそんな山崎杉元をも上回る、鶴見中尉の再現度の高さ。あの千秋先輩と同じ玉木宏さんが演じてるだなんて、信じられません。あの、脳汁タラリのいっちゃってる目を見るだけでも、萌え死にそうです。
アシリパ(リは小文字のリ、以下略)は山田杏奈さんのピュアな演技が光ってました。女優さんにアシリパが降りてました。どれだけの練習をつめば、あんなに自然にアシリパになれるのだろうか・・。ただただかっこかわいい原作通りのアシリッパでした。
土方歳三も、思った以上に土方!特に鼻から下に関しては、漫画の線そのままでは???って思うほど激似っぷり。かっちょいい。
とにかくどの戦闘シーンのクオリティも高く、息詰まる熱演。特に小樽の町で繰り広げられる、馬車上での大乱闘の迫力がすばらしく、ドキドキハラハラしっぱなしでした。少し前にゴールデンカムイ聖地巡り、と称して、開拓村にいってきたのですが、また行きたい・・と思ってしまいました。
戦争の残酷さ、帰還後のトラウマ、ドラマ、アイヌ民族、大自然の驚異、字面では伝わりにくい歴史の息吹を、映画で感じてみるのもよいと思います。
結論。12歳以上のお子様なら大丈夫。ただし、血が苦手で繊細で神経質なお子様は控えたほうがいいかもしれません。
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